田舎特有のエグさが嫌で、成人式には行かなかった
交換note「25才、もと女子の深夜2時」、木曜日担当の中馬さりのです。
今週のテーマは「成人式の思い出を語る」
あやかさんの振袖姿(笑)
ごめん、正直に言わせてもらうと、同世代だなって思いました。
半分ツートンはやったよね?!!!
さてさて、わたしは言いますと行かなかったんだよね、成人式。
前撮りも後撮りもしてないから、華やかな写真もないんです(涙)
なんで行かなかったかというと、単純に地元のエグさが苦手だったから。
わたしの地元は東京といえど23区外で、控えめに言って田舎だったの。
田舎ってコミュニティが小さいぶん独特の情報網がある……とわたしは思うんだよね。
わたしの地元にかぎっていえば、少しでも何かきっかけがあると
「●●さんは超スパルタでお子さんを私立に入学させたらしい」
「××さんのお宅はこんな問題があるらしい」
なんて、尾びれ背びれがつきまくった噂が飛び交いがちだったの。
そしてですね。
そのころの私は、
可愛いもの大好き! ピンク! レース! 金髪ゆるふわ二つ結び!!!
みたいな感じだったので、そのエグい噂に少なからずのぼるわけです。
仮に可愛かったらまだよかったんだろうけど、自己流メイクだったり自分で染めた髪の毛だったり、たしかに痛い状態だった(笑)
とはいえ、思春期まっただ中の20歳。地元の高校を中退後、新宿の高校に入り直し、大学いきはじめたくらいでしょう?
煩わしい制服が消えようやく自分の好きな恰好ができるようになり、ライターの仕事もぼちぼち始めた時だったわけ。
実際に痛かろうと何だろうと、影でぐちぐち言われるのは嫌。
懐かしの皆と写真を撮るより「後ろ指さされて邪魔されたくない」って気持ちの方が大きかったんだよね。
だから、成人式の日は新しく通い始めた通信制高校のみんなと遊んでたなあ。
通信制高校はみんなそれぞれ事情があってきてるから、年もバラバラ。
だから年上の人達も年下の人達にも「いいね、20歳!」って祝ってもらって、それはそれで楽しかった!
だからさ、振袖のレンタル会社が成人式の日に倒産しちゃったじゃない。
あれって、振袖が着れなかったことが問題なんじゃないよね。やりたいと思ってたことをできなかった、ただそれが悲しいんだと思うんです。
成人だとか節目だとかは「好きな人達と過ごした」なり「自分が最高に可愛い恰好ができた」なり、やりたいことをやるための免罪符なのかなって思う。
願わくば、ひとりでもたくさんの新成人さん達が追撃でもやりたいことをできるといいよね。
ハイ、若干、話がそれましたが次回のテーマは「理想の旦那さん」!